光コラボレーションは、2015年2月に登場した比較的新しいインターネットサービスです。

近年は、この光コラボレーションの普及率が急激に高まっていますが、光コラボレーションとは一体どんなものなのでしょうか。
今回は、気になる光コラボについて解説します。

※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。

光コラボレーションとは?

光コラボレーションとは、NTT東日本・NTT西日本が提供しているフレッツ光を他の事業者が代わりに販売しているものです。

従来、フレッツ光を利用するには、NTT東日本やNTT西日本など回線業者とプロバイダの2社と契約する必要がありました。

しかし、2015年2月からはフレッツ光の回線を提供された業者による販売が認められたため、プロバイダ一体型のサービスを利用すれば、1社との契約でフレッツ光を利用できます。

光コラボ事業者の数は多く競争が激しいため、フレッツ光の品質やスピードはそのままに、各社が様々なキャンペーンや特典をプラスして、ユーザーに提供しています。

光回線自体はフレッツ光のもの

光コラボと言われるサービスは、フレッツ光とは別のサービスのように見えますが、回線やインターネットを繋ぐ仕組み自体は、フレッツ光と全く同じものです。

つまり、簡単に言うと、フレッツ光の販売係を各業者が請け負っているということになります。

ただし、どの業者もフレッツ光を売り込みたいので、携帯とのセットサービスやキャッシュバックなど、ユーザーにとって魅力的な特典をそれぞれ打ち出しているというわけです。

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フレッツ光から光コラボに乗り換えることを「転用」という

現在フレッツ光を利用している人が、光コラボに乗り換えることを「転用」といいます。

「転用」の場合は、フレッツ光の回線をそのまま使えるので、工事・機器の交換不要でそのまま利用できます。

また、フレッツ光のサービスは各事業者を通じて引き続き利用することになるので、NTTから違約金を請求されることはありません。

そのため、気に入ったサービスがあれば、簡単な手続きで光コラボに乗り換えをすることができるのです。

乗り換えについて知りたい方は、以下のページでも解説していますので、参考にしてみてください。

光回線乗り換えのメリット&注意点!お得に乗り換える方法も!

光コラボのメリットは?

インターネットがお得に利用できる

光コラボのメリットは、フレッツ光の高品質なインターネットをお得に利用できるということです。
上でも説明した通り、光コラボ各社は現在顧客を獲得に力を入れているので、価格競争は進み、特典も豪華になっています。

そのため、ユーザーは今なら光コラボ事業者の展開する魅力的な特典を受けることができます。
また、光コラボの大きな特徴として、ほとんどの場合フレッツ光の回線とプロバイダを一緒に契約ができるということが挙げられます。

従来のフレッツ光サービスは、プロバイダ契約が別途必要で、手続きや支払いが面倒であるという点が、ユーザーにとって負担となっていました。

しかし、光コラボは、ほとんどの場合プロバイダも一緒に契約ができるので、手続きも支払いも一度で済みます。
また、プロバイダと回線がセットになったということによっても料金が抑えられています。

主な光コラボの月額料金は、以下の通りです。

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2019年7月から再転用が可能に

これまで、光コラボは、一度転用してしまうと、フレッツ光に戻したり、他社に乗り換えるのが非常に困難でした。
乗り換えるためには、工事や電話番号のアナログ戻しなど、色々な手続きや費用がかかってしまう点が悩みどころだったのですが、2019年7月より光コラボの再転用がスタートしました。
つまり、光コラボに加入後も他の光コラボに簡単に乗り換えることができるようになったということ。

工事もなく、簡単な手続きのみで変更できるので、とても便利になりました。

光コラボのデメリットや注意点は?

光コラボサービスについては、メリットばかりが前に出てしまいがちですが、デメリットがないというわけではありません。
ここからは、光コラボのデメリット・注意点についてもご紹介しましょう。

速度が遅くなることがある

光コラボはフレッツ光の回線を利用しているため、基本的に通信速度が変わることはありません。
しかしながら、選ぶ光コラボの種類やお使いの環境によってはまれに遅くなってしまうこともあるようです。

もちろん、問題なく使えている人も多く、乗り換えをして速くなったという人もいるので、こればかりは、乗り換えをしてみなければわからないと言えそうです。

しかし、これは光コラボに限ったことではなく、インターネット回線の乗り換え全般におけるデメリットとも言えるかもしれません。

新規に比べるとキャッシュバックが少ない

転用のメリットは、工事なしで乗り換えができるところです。
一方、フレッツ光以外の回線から光コラボに乗り換える場合や新規で申し込みをする場合は、工事が必要になってきます。

しかし、光コラボの事業者は、転用以外の顧客も獲得したい!と考えているので、新規の人を優遇してしまいがちです。
そのため、新規開通に比べると転用のキャッシュバックは少ない傾向にあります。

料金プランが複雑になる可能性あり

契約する光コラボの事業者によっては、料金プランが複雑になる可能性があります。

例えば、転用時にキャッシュバックを受け取る条件としてオプションや独自サービスに加入した場合、月額料金以外にも料金が発生します。

「何にいくら払っているのか」という点を理解していないと、使ってもいないオプションの料金を払い続けることになるかもしれません。

加入したオプションやサービスの内容、違約金の有無などをしっかりと把握した上で契約しましょう。

サポート窓口に繋がりにくい

サービスによっても違いますが、光コラボはサポート窓口への電話がつながりにくくなることが多いようです。

というのも、これまではフレッツ光とプロバイダ側にユーザーの問い合わせが分散していましたが、光コラボはほとんどの場合、プロバイダ業務も担っているので、ユーザーからの問い合わせが集中してしまうのです。

中には、相談内容によって窓口を分けて対応しているというサービスもありますが、そのようなところはまだ少なく、人気のサービスほど繋がりにくい傾向にあるようです。

繋がらない場合は、メールで問い合わせたり、平日の昼間など空いていそうな時間にかけ直したりするなど、工夫が必要になります。

業者によっては悪質な営業をしていることも

全ての光コラボ事業者ではありませんが、悪質な営業をしている業者もあるので注意しましょう。

「料金が安くなります!」と言うだけで具体的な説明がなかったり、不要なオプションに加入させようとするなど、光コラボの営業に関しては様々な苦情が寄せられているようです。

以前はNTTが代理店を管理していたため、極端に悪質な営業や勧誘はそれほど多くありませんでした。

しかし、現在は各事業者が自社のサービスとして光コラボを販売しているため、NTTが事業者の営業活動について指導・是正をする立場にありません。
そのため、悪質な営業を行う事業者が増えているようです。

光コラボの業者一覧

光コラボのサービス名には、ほとんどの場合「~光」という名前が付けられていますが、「~光」という名前が付けられているものの中にも光コラボに該当しないサービスもあり、名前を見ただけでは分かりにくくなっています。

ここでは、代表的な光コラボをご紹介しておきますので、参考にしてみてください。

>ビッグローブ光の評判はこちら

  • ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • So-net光
  • OCN光
  • ismartひかり
  • U-NEXT光
  • TCOMヒカリ
  • ぷらら光
  • ビッグローブ光
  • BBエキサイト光
  • IIJmioひかり
  • @nifty光
  • DTI光
  • U-NEXT光
  • Marubeni光
  • DMM光

転用の流れは?

転用するサービスが決まったら、その後どのような流れで乗り換えをするのか、ということについても解説しておきます。
転用の大まかな流れは以下の通りです。

1.NTTから転用承諾番号を発行してもらう

転用をすると決まったら、NTTから転用承諾番号を発行してもらいましょう。

転用承諾番号の手続きは、携帯電話の乗り換え時に番号を引き継ぐMNPと同じようなものだと考えるとイメージしやすいかもしれません。

転用承諾番号は、ウェブサイトもしくは電話から発行できます。
ウェブから手続きを行う場合は、お客様IDが必要になりますので、手元に用意しておきましょう。

手続きは、以下の窓口で受け付けてもらえます。

NTT東日本

WEB:こちらから
電話:0120-140-202
※受付時間9:00~17:00(年末年始を除く)

NTT西日本

WEB:こちらから
電話:0120-553-104
※受付時間9:00~17:00(年末年始を除く)

なお、転用承諾番号には取得してからの有効期限があります。
有効期限が過ぎた場合は何度でも再取得できますが、その度に手続きをする手間がかかるので、有効期限を過ぎないよう注意しましょう。

2.光コラボに申し込む

転用承諾番号が取得できたら、光コラボへの申し込みをしましょう。
光コラボの申し込みは基本的に、電話とwebで受付けされています。

そこで、契約者名や住所など必要情報の他、事前に取得した転用承諾番号が必要になります。

申込が完了すると、多くの場合は、後日契約内容などについて、オペレーターから確認の電話が来ます。

3.転用手続き後、利用開始

光コラボへの申込が完了したら、あとの移行手続きは、業者側でやってくれるので、手続きが完了するのを待ちましょう。

移行が終わるまでには、申し込みから2週間ほど時間がかかります。
転用が完了後は、初期設定をすれば、すぐにインターネットの利用を開始することができます。

転用の注意点は?

プロバイダへの違約金がかかるかも

フレッツ光から光コラボに転用する際は、NTTから違約金を請求されることはありません。

また、光コラボに乗り換えをする時、同じプロバイダを引き続き利用する場合は、解約の必要がないので、解約金を取られることはありません。

しかし、光コラボに乗り換える時にサービスによっては、プロバイダの変更が必要になるケースがあります。
そうなると、これまでのプロバイダは解約しなければいけないので、違約金が請求されてしまいます。

支払いがクレジットカードのみの場合もある

支払方法は、たいていの場合、クレジットカード、口座振替の両方に対応していますが、中には、クレジットカード払いのみとなっている光コラボサービスもあります。

そういったサービスの場合、クレジットカードを持っていないと利用できませんので、支払い方法についても事前によく確認しておくことをおすすめします。

月額料金が高くなる場合も

「光コラボなら、安くなりますよ!」というのは、営業さんの決まり文句のようになっていますが、全ての場合において安くなるとは限りません。

料金表をよく見てみると結局「フレッツ光の方が安かった!」と気づくケースも中にはあります。

特に、マンションで契約人数の多いフレッツ光プランを利用されている場合は、光コラボにするとかえって料金が高くなってしまうということがよくあります。

安易に「光コラボなら安くなる」とは思わず、現在利用されているプランの料金と光コラボの料金を冷静に比較してみましょう。

プランによっては、工事費が必要になる

フレッツ光のプランから光コラボレーションに転用する場合、基本的に工事は必要ありません。

しかし、現在お使いのプランが旧タイプのもので、最大速度が遅い場合、ハイスピードのサービスに対応させるため、工事が必要になるケースもありますので、事前に確認しておきましょう。

なお、転用工事が必要な場合は、工事内容に応じた費用が請求されますので注意しましょう。

業者によって工事費の残債についての扱いが異なる

フレッツ光の工事費を分割で支払っている場合、解約して転用する時に工事費の残債が残っているかもしれません。

工事費の残債に関しては、光コラボ事業者によって扱いが異なるため、契約する事業者を選ぶ際は残債分の支払いについても考えおきましょう。

具体的には、工事費の残債について以下のような対応が一般的です。

  • 残債を分割払い
  • 条件付きで工事費の残債を免除あるいは減額
  • 光コラボ事業者からの初回請求時に残債を一括請求

フレッツ光のポイントが使えなくなる

フレッツ光には、会員専用のポイントクラブがあり、利用料金に応じてポイントが付与される仕組みになっています。

貯まったポイントは、好きな賞品と交換することができるのですが、光コラボに転用すると貯まっていたポイントが全て使えなくなってしまいますので注意が必要です。

転用する場合は、事前にフレッツ光のポイントを使い切ってしまいましょう。

電話やテレビのサービスは?

フレッツ光で、電話やテレビのオプション契約をしていた場合は、転用後も環境で引き続きサービスを利用することができます。

乗り換え先の光コラボで同じ内容のサービスが提供されている場合は、そのまま光コラボのオプションサービスに移行が可能で、転用先の光コラボで電話やテレビのサービスが提供されていない場合は、フレッツ光のサービスとしてそのまま継続することができます。

ちなみに、電話番号や電話機も今お使いのものを利用することができます。

転用でメールアドレスは変わる?

「転用に伴ってメールアドレスが変わるのか?」は気になるところですよね。
メールアドレスについては、変わる場合もあれば、そのままのケースもあります。

具体的には、乗り換え先の光コラボで、これまでと同じプロバイダを利用する場合は、メールアドレスの変更なしで利用することができます。

ただし、光コラボによってはプロバイダが指定となっている場合もありますので、引き続き同じプロバイダが使えないというケースもあります。

そのような理由で、プロバイダを変更する場合は、これまで利用していたプロバイダメールが使えなくなり、新しく契約する光コラボのプロバイダから提供されるメールアドレスを使わざるをえなくなります。

ただし、プロバイダの多くは、月額数百円でメールアドレスのみを残せるコースを用意していますので、必要な場合は検討されるといいでしょう。

光コラボはキャンセルできる?

電話セールスなどで、勧誘をされて、光コラボに申し込みをしてしまったけれど、後から色々と調べていると、評判が悪かったり、思っていたより料金が高かったり……ということは、よくあるようです。

そのような場合、キャンセルは可能なのでしょうか。

結論から言えば、転用の手続きが完了するまでの間なら、違約金なしでキャンセルをすることができます。
キャンセルしたいという場合は、なるべく早く申し出をするようにしましょう。

おすすめの光コラボは「enひかり」

enひかり

おすすめの申し込み先enひかり公式サイト
月額料金戸建て:4,620円

マンション:3,520円

クロスタイプ:5,445円

Liteタイプ(戸建て):4,370円

Liteタイプ(マンション):3,270円

実質月額料金戸建て:5,170円

マンション:4,070円

実測値下り:328.27Mbps

上り: 419.96Mbps

契約期間なし
事務手数料3,300円
工事費2,200〜16,500円

(【2023/1/8〜】enひかりLiteのみ:新規工事費無料キャンペーン実施中)

スマホセット割UQ mobile、povo、ahamo
キャッシュバックなし

おすすめの光コラボは「enひかり」です。

enひかりは株式会社縁人が提供している光回線です。

知名度はあまりありませんが、月額料金が安かったり契約期間に縛りがなかったりする点において、利用者から高評価を得ています。

またenひかりでは「UQ mobile、povo、ahamo」の3社のスマホセット割が適用できるので、こちらのスマホユーザーならよりお得に利用できます。

UQ mobile、povo、ahamoユーザーや、縛りなしで光回線を利用したい方は、ぜひこの機会にenひかり公式サイトをチェックしてみてください!

>enひかりの評判はこちら

enひかり公式:https://enhikari.jp/

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今回は、近年人気が急上昇している光コラボについて解説しました。

光コラボは、お得なキャンペーンや特典が盛りだくさんで、とっても魅力的ですよね。

ただし、勢いで申し込みしてしまうと、後悔することになりかねません。
デメリットや注意点もしっかり把握した上で、乗り換えの申し込みをされることをおすすめします。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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